Xmanager Enterprise 6 はMicrosoft® Windows®に対応したXサーバ、ターミナルエミュレーター、Windows®とUNIX/Linuxの間のファイル転送をサポートする製品です。 日本語インターフェースに対応しています。 Xmanager Enterprise 6 はXmanager 6、Xshell 6、Xftp 6、Xlpd 6 の4つのパッケージを統合した製品です。 4つのパッケージは個別にも販売しております。
Xmanager 6
Xmanager 6 はOpenGLに対応したPC-Xサーバです。 Xmanager 6 にはXmanager、Xstart、Xbrowserが含まれます。
XmanagerはXDMCP接続によりUNIX/Linuxサーバに接続するツールです。 ブロードキャストにより、同じネットワーク内のXDMCPサービスが起動しているUNIX/Linuxサーバを自動的に探してくれます。 ユーザは自分のログインしたいホスト名を選択し接続することが出来ます。
XstartはUNIX/Linux上のアプリケーション単体を指定して起動します。 接続先ホスト、プロトコル、ユーザ名、パスワードを設定し、起動したいアプリケーションのコマンドを設定するとWindows端末上にUNIX/Linuxアプリケーションのウィンドウが起動されます。
Xbrowserはこれらを統合管理するタブブラウザ・ツールです。 複数のサーバにXDMCP接続し、タブで切替えて使用することが出来ます。 その他、Xstart、Xshell、XftpをXbrowserから起動することが出来ます。
Xbrowserのスクリーンショット
Xshell 6
Xshell 6 はssh、telnet、rlogin、シリアルコンソール接続に対応したターミナル・エミュレーターです。 複数のUNIX/Linuxサーバに接続し、タブ切替で各々にアクセスすることが出来ます。
SSHのトンネリング機能も備えており、Xmanagerと連携して接続先のGUIアプリケーションをWindows端末側に表示することが出来ます。
Xshellのスクリーンショット
Xftp 6
Xftp 6 は軽量なSFTP/FTPクライアント・ツールです。複数のUNIX/LinuxサーバにSFTPまたはFTPで接続し、転送元サーバのファイルをドラッグし、転送先のフォルダにドロップすることでファイル転送を行うことが出来ます。
また、複数のUNIX/Linuxサーバに接続し、タブ切替で各々にアクセスすることが出来ます。
Xftpのスクリーンショット
Xftp 6
Xlpd 6 はMicrosoft® Windows®上で動作する、シンプルなライン・プリンター・デーモン(LPD)です。
Windows®で利用できるプリンターであればXlpdにより、UNIX/Linuxから印刷が出来ます。
UNIX/LinuxからPostscriptファイルなどをlprコマンドでXlpd 6へ印刷依頼します。 Windows®起動時に自動的にサービス開始する機能を持っています。
Xlpdのスクリーンショット
(注) UNIX/Linux側でprintcapにXlpdを登録する必要があります。
レッドハット系ではsystem-config-printerパッケージを導入する必要があります。
Xmanager Enterprise 6 を利用するためのシステム条件
システム条件
サポートOS | Windows 10, Windows 8.1, Windows 7, Windows Server 2008 Service Pack 1, Windows Server 2012, Windows Vista Service Pack 1, Microsoft Windows Terminal Server, Citrix MetaFrame from Windows |
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必要なメモリ量 | 512MB |
必要なハードディスク容量 | 200MB |